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ハードディスクの不思議な不調 | 2011.09.05 |
パソコン3台分のOSを再セットアップしました。 知人からパソコンが2台立ち上がらないと相談がありました。 聞けば、1台目は、ウインドウズのOSの起動途中で、再起動の繰り返しとなる。 両方とも、前日までは、普通で、朝スイッチを入れるとこうなっていた。なぜ故障したのだろうかと。電源スイッチを入れたからでしょうと答えましたが、それでは説明にはならないようでした。(もちろん続いて「故障」の詳しい説明をしましたが) 故障とは、それまで通常(正常)だったものが、ある「時刻」を境に、通常(正常)でない状態になることで、機械的な原因も有れば、ソフト的な原因も有るでしょう。 電気的な、機械的故障は、部品の劣化によることが多いでしょう。機械や電子部品は少しずつ痛んできます。 電源スイッチを入れると、通常、電気機械には短時間、通常運転時の2・3倍の電流(電力)が洪水のようにあふれて流れます。クーラーのスイッチを入れると、他の機械である、部屋の照明の明るさが瞬間的に暗くなる経験がおありでしょう。 痛みの進んでいる機械、特にパソコンなどの精密な電子機械には、瞬間大電力が致命的になることがあります。故障が発生した理由は、「電源スイッチを入れたから」も、有るのです。 1台目は、ハードディスクをとりはずして、他のPCでフォーマットして、戻して、OSの再セットアップし、アプリケーションも再インストールして完了です。データーは失いました。 2台目は、ケースの外まで、ハードディスクの異常音が聞こえます。 完了した旨、連絡するともう1台故障が有るとのことでそれも見ることに。 3台目は、画面にディスクエラーのメッセージがでています。ハードディスクにアクセスできないが、FDやCDドライブは機能しています。CDからOSの再セットアップはパーティション(Cドライブ約76GB)のフォーマットができないので中止します。 フロッピーディスクから、「パーティションマジック」というプログラムを起動します。 Cドライブを、パーティションマジックでフォーマットを完了します。OSのインストールにはいると、パーティションが「未フォーマット」と表示され、OSからは最初と同様にフォーマットできないとなる。この作業をさらに2回繰り返して、この作業は無効とわかる。 「パーティションマジック」とは、パーティションをOSによらずに、加工、調整するプログラムです。 次に「パーティションマジック」で、パーティションを切り直し、Cドライブを32GBより小さい29GBのドライブにしてフォーマットしますが、同じくフォーマット無効で、OSのインストールはできません。 そこで、ハードディスクの先頭部分を2GBに、次を30GB、その次を44GBのパーティションに分けます。2GB部分はフォーマットしないで、「未使用」領域として、30GBと44GB部分をフォーマットし、30GB部分を「Cドライブ」とします。 これで、「Cドライブ」30GB部分に、ウインドウズのOSが通常操作でインストール完了しました。 ハードディスクの先頭部分や末尾部分には、ハードディスクそのものの情報が記録されます。Cドライブ(76GB)は全領域使用中で空きナシの表示は、情報処理の不具合によるものです。 そこで、試しとして、先頭部分を使わないで利用してみました。これが良かったようです。長期利用、大事な仕事には、ハードディスクの交換を勧めました。
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