軽い一人の死

我が国は、年間３万人の方が自殺し、行き倒れなどの身元不明で亡くなる方も３万人と言う社会です、その中で、また一人の方が亡くなりました。

記事を引用
2011年12月22日　毎日ネット、山陽新幹線：西明石駅で人身事故　７万人に影響

　２２日午後５時４０分ごろ、兵庫県明石市小久保の山陽新幹線西明石駅で、線路内にいた男性が通過中の新大阪発博多行き「ひかり５７５号」（８両編成）にはねられ、即死した。新大阪−姫路間で上下線が約１時間４０分間、運転を見合わせた。東海道新幹線のダイヤも乱れ、約７万６０００人に影響した。

　ＪＲ西日本によると、上下線７本が新大阪−岡山間で運休。同３１本が最大約２時間遅れた。

（略、同様の在来線の記事あり）

　大阪に単身赴任中で、３連休を利用して、新幹線で自宅のある広島に向かう途中の（略）（Ａさん）（４１）は、新大阪駅で「４歳の子供が家で待ってる。久しぶりに顔を見れると思ったのに、これでは子供が寝てしまう」と残念そうな表情を見せた。【熊谷豪、宮武祐希、米山淳】


「新幹線の駅の線路内にいた」人は、苦悩の中で切符か入場券を買って、ホームに上がり線路内に飛び降りるか、はいって行ったことでしょう。何百人と言う人の流れの中で、ただ一人の孤独の中で、死に向かって行ったのではないでしょうか。

特に悲しいことは、
ダイヤが乱れ、多くの人に影響がありましたが、なぜ一人の人が亡くなったかその状況や理由は問われないことです。また家族のだんらんの方が、他の一人の死より大事 なこととして、マスコミが扱うことです。