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ヨアシ。協会訳→ヨアシュ。
ヨアシュ。１ ユダの王。アハズヤ王の息子。幼児だった時、祭司エホヤダによっていのちを救われ、七歳の時アタルヤを滅ぼして王位に着いた。Ⅱ列１２：１、Ⅱ歴２４：１。 ２ イスラエルの王。病床の預言者エリシャを見舞い、窓から矢を射て地面を打つよう命じられた。ヨアシュは三度打ったが、それはアラムに対する勝利の約束だった。Ⅱ列１３：１０。
ヨアブ。ダビデのおい。ダビデ軍の指揮官。ダビデに忠実であったが、晩年、アドニヤの反逆を支持した。ダビデの死後、ソロモンによって処刑された。Ⅱサム２：１３。
良い港。クレテ島南岸の小さな港。パウロの乗った船がローマヘ行く途中、寄港した。
使２７：８。
揺祭。→奉献物。
陽の皮。割礼の時に切り取られる男性の生殖器の包皮のこと。Ⅰサム１８：２５。
ヨエル。預言者。ヨエル書の中で、いなごの災禍を記している。ヨエル１：１。
ヨエル書。神に従わない者に対する、来るべき神のさばき「主の日」を記した預言書。いなごの大群の来襲と悲惨なかんばつについて語られ、神のもとに立ち返るようにと呼びかけている。
預言。霊惑によって神から示されたことばを、公に語ること、およびその使信。内容は主として、イスラエルの運命に関する預言、メシヤに関する預言、終末に関する預言である。これらの中のあるものは、すでに過去の歴史において成就したが、あるものは現在成就しつつあり、更に未来において成就するものもある。
予見者。「見る者」の意。夢あるいは具象を見て神意を解し得る音。後に彼らが社会的に知られ、さらに訓練と組織を得て一つの社会的職能階級として成立すると、預言者と呼ばれるようになったものと思われる。Ｉサム９：９。
預言者。神の使信を伝える者。彼らはイスラエルと他の国々に、神の使信を伝えるために神より遣わされた。その使信は多くの場合、「神はこう言われる」または「神はこう仰せられる」ということばで始まる。ある時は幻を受けて、また説教によって、詩やたとえ話やドラマを通して、人々に語りかけた。どのような方法で神からの使信を与えられていたかは、ほとんど知られていないが、彼らは語った事柄が神から受けたものであることを確信していた。
ヨシア。ユダの王。神殿の修理を命じた。この時、忘れられていた神の律法の巻き物が発見された。ヨシヤは律法に従い、多くの改革を行った。預言者エレミヤはヨシヤ王の死を悲しんだ。Ⅱ列２２：１、、Ⅱ歴３４：１。
ヨシャパテ。ユダの王。アサの息子。偶像を破壊し、神の律法を重んじた。イスラエルのアハブ王と同盟を結び、アラムとの戦いに巻き込まれた。Ｉ列２２：２、Ⅱ歴１７：１。
ヨシュア。１ ヌンの子。カナンの地を探った斥候の一人で、信仰をもって進軍するよう提言した。モーセの後継者となり、ヨルダン川を渡ってカナンに攻め込み、約束の地をほぼ平定し、十二部族に分け与えた。出１７：９。
２ バビロン捕囚から帰った直後のエルサレムの大祭司。預言者ハガイとゼカリヤに励まされて、神殿再建をやりとげた。ハガ１：１。
ヨシュア記。旧約聖書の十二の歴史書の最初のもの。モーセの後継者であるヨシュアに導かれたイスラエルの民が、どのようにしてカナンを征服したかを述べている。ヨルダン渡河、エリコ陥落、アイの戦いを経てのカナン征服と土地の分割、定住と、ヨシュアの告別の演説、神の約束の更新などを記している。
ヨセフ。１ ヤコブとラケルの子。他の兄弟たちにねたまれて奴隷に売られ、エジプトの侍従長ポティファルに仕えた。ポティファルの妻のざん言により投獄されたが、夢を解き明かす賜物の功績を認められ、パロに次ぐ位に着いた。百十歳でエジプトで死んだ。創３０：２４。 ２ マリヤの夫。イエスの育ての父。イエスの誕生前に、天使はヨセフに、マリヤの子は神の子であると告げた。マタ１：１８。 ３ アリマタヤのヨセフ。ユダヤ人最高議会であるサンヘドリンの議員。十字架刑の後、イエスの死体を自分の墓に葬った。ルカ２３：５０。
ヨタム。ユダの王。父ウジヤがらい病で苦しんでいたので、まだ前王が生存中に統治を始めた。ユダを要塞化し、アモン人を破った。Ⅱ列１５：３２、Ⅱ歴２７：１。
予知。→神の予知。
ヨッパ。イスラエル沿岸、アクレ湾の南にある唯一の自然港。エルサレムの外港であった。ヨナはヨッパからタルシシュヘ向けて出航した。ペテロが生き返らせたタビタ（ドルカス）はヨッパの人。ペテロはヨッパできよくない動物の幻を見てコルネリオのところへ行った。ヨナ１：３、使９：３６、１０：５。
ヨナ。イスラエルの預言者。神の使命に背いて船に乗ったため、嵐の中で魚にのみ込まれた。ヨナはニネベに行き、神の審判について警告した。ヨナ１：１。
ヨナ書。預言者ヨナの物語。神はヨナに、敵国アッシリヤの首都ニネベに行って神のことばを告げるよう命じた。ヨナは一時逃げたが、海中に投げ出されて大魚にのまれ、神に従った。神は使信を聞いて悔い改めたニネベの町を滅ぼさなかった。
ヨナタン。サウル王の長男。ダビデの親友。勇散な戦士で、ぺリシテ人との戦いで名をあげた。ダビデがサウルに殺されそうになった時、ヨナタンはダビデを逃がした。
Ⅰサム１３：２。
ヨハネ。１ バプテスマのヨハネ。祭司ザカリヤとエリサベツの子。悔い改めを宣ベ伝え、ヨルダン川でバプテスマを授けていた。イエスも彼からバプテスマを受けた。ヘロデ・アンティパスに捕えられ、首を切られて死んだ。ルカ１：６０。 ２ 使徒ヨハネ。ゼベダイの子。ガリラヤの漁師であったが、兄弟ヤコブと共にイエスの召命を受け、十二使徒の一人となった。ペンテコステ後エルサレム教会の指導者となり、福音書、三つの書簡、黙示録を書いた。晩年、パトモス島に流された。マタ４：２１。→ヨハネの手紙。
ヨハネの手紙第一。イエスが神の子であり真の人であることを示し、キリスト者はイエスが生活されたように生活し、互いに愛し合う者であると書く。神が愛であることを語り、永遠のいのちについても記している。
ヨハネの手紙第二。キリスト者に対し、互いに愛し合うように訴え、偽教師とその教えを警戒するように命じている。
ヨハネの手紙第三。教会の指導者であるガイオにあてた個人的な手紙。ガイオを称賛し、デオテレペスという人物を警戒するように言っている。
ヨハネの福音書。他の三つの福音書と異なり、出来事そのものよりもその意味に関心を寄せている。神のことばとしてのイエス、時間が始まる前から存在し、人として生まれたイエスを描くことから始まる。ヨハネは奇蹟をしるしと理解し、イエスを道、真理、いのちとして示している。
ヨハネの黙示録。苦難に会っているキリスト者のための一連の幻を記した書。イエスが歴史の主であって、最後には神が，キリストによってすべての敵を完全に打ち破り、神の民は新しい天と、新しい地で報いを与えられるということを、比喩的なことばで記している。旧新約聖書の最後の書。
ヨハンナ。ヘロデ・アンティパスの執事の妻。復活の朝、イエスの墓が空であることを発見した女たちの一人。ルカ８：３。
ヨブ。ウツの人。資産家で、正しい人であった。サタンが試みて財産と子供たちを奪い、悪性の腫物でヨブを苦しめたが、依然として罪を犯さなかった。友人たちが彼を慰めに訪れ、ヨブの苦難について論議した。最後に神が語り、神の主権的力と知恵の新しい理解を与えた。終わりに、神は彼に以前に倍する祝福を与えた。ヨブ１：１。
ヨブ記。正しい人ヨブが激しい災害に会うことに始まる。三人の友人との論争を通して苦難の意味が種々の観点から語られている。友人は苦難はヨブが罪を犯したからだと主張するが、ヨブは苦難の意味を最後まで理解できない。ついに神が力と知恵をもってご自身を現し、ヨブに答える。
ヨベルの年。五十年ごとのヨベルの年には、土地と財産は元の所有者に戻され、イスラエルの奴隷は解放され、負債は帳消しとなり、土地は休耕することが律法によって定められていた。レビ２５：１０。
陰府、黄泉。→ハデス。
よみがえり。聖書は死者が復活すると述べている。サドカイ派はこれを否定し、パリサイ派は正しい者だけが復活すると考えた。聖書は、キリストを信じる者は永遠のいのちによみがえり、信じない者は復活後にさばかれると述べている。→キリストのよみがえり。
ヨラム。１ アハブ王の息子。彼の兄アハズヤの死後イスラエルの王となった。エフーに殺された。Ⅱ列３：１。
２ 父ヨシャパテを継いだユダの王。Ⅱ８：１６、Ⅱ歴２１：１。
ヨルダン。ヘルモン山付近の水源から、フーレ湖、ガリラヤ湖を経て死海に至る、全長四ＯＯキロ余りのパレスチナ最大の川。ナアマンのらい病のいやし、ヨハネのバプテスマの舞台。Ⅱサム１７：２２。
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