|
ベリアル。価値のない者、神を信じない者の意。後にサタンや偽キリストを指すようになった。Ⅱコリ６：１５。→サタン。
ペリクス。ローマのユダヤ総督。パウロはカイザリヤで彼の前に連れ出され、裁かれた。使２３：２４。
ペリシテ人。イスラエルの地の南西にある五つの都市（アシュドデ、アシュケロン、エクロン、ガテ、ガザ）に住んで、エジプトからの海岸沿いの道路を支配していた。士師の時代およびサムエル、サウル、ダビデの時代にべリシテ人はイスラエル人にとって常に脅威であった。出１３：１７、士３：３、Ｉサム７：１３。
ベル。バビロンの主神。本来の名はマルドゥク。太陽神とされた。イザ４６：１。
ベール。婚約と結婚のしるし。結婚するまでは、未来の夫の前で女は顔をおおっていた。創２４：６５。
ペルガ。トルコの南沿岸のアンタリヤから少し内陸に入った町。パウロは第一回伝道旅行の際に二度訪れた。使１３：１３、１４：２５。
ペルガモ。トルコ西部の行政上の中心都市。ゼウス、アテナ、デュオニソスの礼拝の中心地。ヨハネの黙示録の七つの手紙のあて先の一つ。黙１：１１、２：１２。
ペルシヤ。前一千年に近いころ、ペルシヤ人はイランに入った。クロス大王はメディヤを打ち（前五四九年），バビロニヤ帝国を滅ぼし（前五三九年），旧約聖書の世界のほぼ全域にわたって支配した。ダリヨスの統治下にエルサレム神殿が再建された。前三三一年にペルシヤ帝国はギリシヤのアレクサンドロス大王に屈服した。エズ４：５、エス２：３、ダニ５：２８。
ベルシャザル。協会訳→ベルシャツァル。
ベルシャツアル。バビロンの統治者。大宴会の最中に広間の壁に書かれた奇妙な文字（メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン）に驚き、ダニエルを呼んで解釈させた。ダニ５：１。
ベルゼブル。悪霊のかしらの呼び名。マタ１０：２５→悪霊。
ベルテシャザル。協会訳・ベルテシャツァル。
ベルテシャツァル。ダニエルに与えられたバビロニヤ名。ダニ１：７。
ベルニケ。ヘロデ・アグリッパⅡ世の妹。パウロがフェストの前で弁明した時、彼女もアグリッパと共にいた。使２５：１３。
ヘルメス。ギリシヤ神話で、ゼウスとマイヤの間に生まれた子。雄弁な者の守護神。ゼウスとヘルメスが人間の姿をとって地上に下って来たと伝えられていた。ルステラの住民はパウロをヘルメスだと言った。使１４：１２。
ヘルモン。レバノンとシリヤの国境にある山。標高二七五Ｏメートル。シルヨンとも呼ばれる。ヨルダン川の水源をなす。ピリポ・カイザリヤのすぐ近くにある。ヨシ１２：１。
ベレヤ。マケドニヤにある町で、テサロニケから八Ｏキロ。パウロは第二回伝道旅行の途上ここで説教した。パウロが立ち去った後、シラスとテモテがとどまって教えた。使１７：１０。
ヘロデ。１ ヘロデ大王。博士たちが幼子イエスを礼拝しに来た時、彼は自分の立場が脅かされると思い、ベツレヘムの二歳以下のすべての子供を殺すよう命じた。マタ２：１。 ２ アケラオ。マリヤとヨセフがイエスを連れエジプトから帰った時、アケラオがユダヤを治めていた。マタイ２：２２。 ３ アンティパス。 国主ヘロデ。バプテスマのヨハネの首をはね、イエスから十字架にかかる前に話を聞いた。マタ１４：１。 ４ ピリポ。→ピリポ。 ５ アグリッパＩ世。ユダヤ人を喜ばすためにキリスト者を迫害し使徒ヤコブを殺した。彼は高ぶりの罪のため神に打たれた。使１２：１。 ６ アグリッパⅡ世。アグリッパＩ世の息子。ローマの総督フェストをカイザリヤに訪問した時、パウロの弁明を聞いた。使２５：１３。
ヘロデ党。ヘロデ王家を再興するために、ローマに積極的に協力し、納税を勧めたユダヤ人の一派。マタ２２：１６。
ヘロデヤ。ヘロデ・アンティパスの妻。彼女は、ピリポと離婚してヘロデと結婚した。ごの結婚を非難したバプテスマのヨハネは投獄され、後に打ち首にされた。１４：３。
ペンテコステ。五旬節のこと。キリスト昇天後の最初の五旬節に、約束の聖霊が降臨し、キリスト教会が誕生した。それ以来、聖霊は信徒と共に住み、教会を支え、世人の目を開く働きを続けている。２：１。→７週の祭り。
ベン・ハダデ。アラムの王。 １ ベン・ハダデＩ世。イスラエルと戦うユダの王アサを助けた。Ｉ列１５：１８。 ２ ベン・ハダデⅡ世。イスラエルのアハブ王を攻めた。Ⅰ列２０：１。 ３ ベン・ハダデⅢ世。預言者エリシャの時代、何度もイスラエルを攻めた。そのたびに神は、エリシャの祈りに答えてイスラエルを救った。彼はハザエルに殺された。Ⅱ列６：２４。
|