|
テアテラ。トルコ西部の町。テアテラの女ルデヤはピリピでパウロに会ってキリスト者になった。ヨハネの黙示録の七つの手紙のあて先の一つ。使１６：１４、黙２：１８。
ティグラテ・ピレセル。アッシリヤの王ティグラテ・ピレセルⅢ世。イスラエルの王メナヘムは貢物を納め、ユダの王アハズはイスラエルの王ベカとアラムのエレツィンが攻めてきた時、助けを求めた。Ⅱ列１５：２９、１６：７、Ⅱ歴２８：２０。
ティグリス。→ヒデケル。
ティシュベ。預言者エリヤの出身地と考えられる。正確な場所は不明。Ｉ列１７：１。
ディナ。ヤコブとレアの娘。ヒビ人の王の息子シェケムに辱しめられた。その報復に、ディナの兄弟たちはシェケムと彼の町の男子を殺した。創３４：１。
ディボン。死海の東側、アルノン川の北五・五キロにあるモアブ人の町。カナンに侵入したイスラエル人が占領した。民２１：３０
ティムナ。ぺリシテ人の手に落ちたユダ北境の町。サムソンの妻の出身地。士１４：１。
ティムナテ・セラフ。エルサレム北西のエフライムの丘陵地帯にあった町。ヨシュアが自分の相続地として受け、後に埋葬された。ヨシ１９：５０、２４：３０。
ティルツァ。イスラエル北部の町。美しさで知られていた。ヨシュアにより征服された。イスラエル北王国の最初の首都。ヨシ１２：２４。
ティルハカ。→パロ。
デオテレぺス。使徒ヨハネの権威を認めなかった教会指導者。Ⅲヨハ９。
デオヌシオ。パウロのアテネ伝道で信者になった、アレオパゴスの裁判官。使17:34。
テオピロ。ルカの福音書と使徒の働きをルカから献上された人物。ルカ1:3、使徒1:1。
デカポリス。ガリラヤ湖の南方にあった十のギリシャ人の町の連合。町の住民の多くがイエスに従った。マタ４：２５。
テキコ。ユダヤ人の貧しいキリスト者への献金を運ぶために選ばれ、パウロと共にエルサレムヘ行った。エペソおよびコロサイ人への手紙を届けるために派遣された。使２０：４、エペ６：２１、 コロ４：７。
テグラテピレセル。協会訳→ティグラテ・ピレセル。
テコア。ベツレヘム南方約一Ｏキロのユダの丘陵地にある町。預言者アモスの出身地。Ⅱサム１４：２、アモ１：１。
テサロニケ。ギリシャ北部第一の都市。パウロが第二回伝道旅行で訪れた。ここを去って間もなくパウロは二通の手紙を書き送っている。使１７：１、ピリ４：１６。
テサロニケ人への手紙第一。パウロがテサロニケにいるキリスト者に送った手紙。神に喜ばれる生活をするように勧め、期待されるイエスの来臨についてのいくつかの問題に答えている。
テサロニケ人への手紙第二。 依然としてイエスの再臨について疑問を抱いていたテサロニケの人々に再臨を説明し、再臨の前には非常に邪悪な時代が来るので、信仰をしっかり保つようにと勧めている。
テシベ。協会訳→ティシュベ。
デダン人。妻ケトラによるアブラハムの子ヨクシャンの子孫。有力な商人。デダンの町はバビロニヤにさえ知られていた。創２５：３、イザ２１：１３、エゼ２７：２０。
テトス。 パウロの信頼した同労者。パウロのエぺソ滞在中とその後に、重大な任務をもってコリントの教会に行った。その報告を聞いて、パウロはコリント人への手紙第二を書いた。Ⅱコリ２：１３。
テトスヘの手紙。クレテにいるテトスにあてたパウロの手紙。キリスト者の指導者は良い性質を持っていなければならないことを思い起こさせ、教会の異なった年齢層におけるテトスの責任を説明している。キリスト者同士の行動と態度についてもふれている。
デナ。協会訳→ディナ。
デナリ。マタ１８：２８、２０：２。→貨幣
手幅。出２５：２５。→度量衡。
テーベ。エジプト北部の古代都市。アモン神の神殿があった。預言者エレミヤ、エゼキエルはテーベや他のエジプト諸都市のさばきを宣言した。エレ46:25、エゼ30:14。
テベテの月。第十の月。太陽暦の十二～ー月。穀物は急速に生長する。雨期で、時折大雨になる。エズ２：１６。
テベリオ。イエス生存中のローマ皇帝ティベリウス。ルカ３：１
テベリヤ。ガリラヤ湖西岸の温泉町。異邦人の町。ヘロデ・アンティパス王によって建てられた。ヨハ６：２３。
デボラ。１ メソポタミヤから同伴したリベカのうば。創35:8。２ イスラエルの女預言者。将軍バラクを励まし、カナンの王ヤビンの軍の指揮官シセラと戦わせた。士師4:4。
デボン。協会訳→ディボン。
デマス。パウロがローマの獄中にいた時いっしょにいたキリスト者。後にパウロを見捨て、テサロニケヘ去った。コロ４：１４、Ⅱテモ４：１０。
テマン。エドムの北部。住民は知恵があるので有名。ヨブの友人エリファズの出身地。ヨブ４：１、エレ４９：７。
テムナ。協会訳→ティムナ。
テムナテ・セラ。協会訳→ティムナテ・セラフ
デメテリオ。１ エぺソのアルテミスの神殿で模型を作っていた銀細工人。バウロの伝道により自分たちの商売が危うくなるのを恐れ、同業者たちと暴動を起こした。使１９：２４。 ２ 使徒ヨハネが椎薦しているキリスト者。Ⅲヨハ１２。
テモテ。ルステラ出身のキリスト者。パウロの忠実な助手。パウロの第二回伝道旅行の時に同行した。パウロは晩年、エぺソの教会の指導者になっていたテモテに二つの手紙を書いた。使１６：１。
テモテヘの手紙第一。エペソの教会を牧会していたテモテにあてたパウロの手紙。偽りの教えについて警告し、教会をいかにして組織し、導くかについて教えている。
テモテヘの手紙第二。大部分がテモテに対するパウロの個人的な助言からなる。反対や迫害にもかかわらず、教師、福音伝道者としてしっかり立つように励まし、自分の模範にならうよう勧めている。論点のはっきりしない議論を避けるよう忠告している。
テラ。アブラハムの父。アブラハムと共にカナンヘ行くつもりでウルを出たが、途中のカラン（ハラン）に定住し、そこで死んだ。創１１：２７。
テラコニテ。ガリラヤの東方、ダマスコの南方に位置し、岩の多い火山地帯。ヘロデ・ピリポが支配していた。ルカ３：１。
テラピム。協会訳→テラフィム。
テラフィム。家庭または個人の守護神として用いられた像。幸運をもたらすと信じられていた。大きさは手幅ほどのものから等身大までさまざま。ラケルは父ラバンのテラフィムを盗んだ。創３１：１９、Ｉサム１９：１３。
デリラ。サムソンを誘惑したペリシテの女。サムソンの力の秘密を聞き出し、ペリシテ人に渡した。士１６：４。
テルザ。協会訳→ティルツァ。
テルハカ。協会訳→ティルハカ。
デルベ。トルコ南部、ルカオニヤの町。ここでパウロは第一、第二回伝道旅行の際に説教した。使１４：２０。
天国。→神の国。
天使。→みつかい。
伝承。→言い伝え。
伝道者の書。知恵ある観察と思想、ことばを集めたもの。人生は短く、無意味で、目的がないという。この書は人生を全く人間的観点から見つめている。神のない生活は目的も意味もない。
天幕。１ 幕屋の上にかけるやぎの毛で織った幕。出３５：１１。 ２ 支柱の上に布を広げ、それを綱でくいに結んで造った遊牧民の移動住居。後に天幕造りは一つの職業となった。創４：２０、使１８：３。
|